起立性調節障害は甘え?朝起きられない理由をNs×不登校ママが解説

朝なのに起きない。声をかけても、ゆさぶっても全然動かない。これって甘えじゃないの?

そんなふうに思ったこと、正直ありませんか。

わたしも、最初は気力でどうにか起きれないのかな?と思ったことがありました。

でも今は、はっきり言えます。

起立性調節障害(OD)で朝起きられないのは、甘えでも怠けでも、根性が足りないわけでもありません。身体の仕組みの問題です。

この記事では、看護師の経験を踏まえて、自律神経の仕組みをできるだけわかりやすくお伝えします。
起立性調節障害を甘えと勘違いしてしまう理由
【看護師が解説】自律神経の仕組み
【親としてできること】看護師ママの体験から

「午後は元気なのに学校には行けない」というあの不思議も、全部説明がつきます。

この記事を読み終わったとき、「責める気持ち」が「見守る気持ち」に変わるきっかけになれば嬉しいです。

【免責事項・ご注意】
この記事は看護師×特別支援員×不登校の子を持つ母としての経験に基づいた一般的な知識を共有するものであり、医師による診断や治療に代わるものではありません。個別の診断に変わるものではありませんので、心身に強い不調を感じている方は医療機関を受診してください。

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看護師 × 特別支援員 × 不登校のママ

医療・福祉・教育現場での経験と不登校の子を持つ母の実体験も踏まえ、
不登校家庭向け情報を発信しています。

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目次

起立性調節障害(OD)は「甘え」ではありません

起立性調節障害の子どもを起こす母のイメージ

起立性調節障害(以下OD)は自律神経の働きが不調となることで、血圧の変動や頭痛、倦怠感、立ちくらみどさまざまな症状が現れる疾患です。

このODでは、甘えと勘違いされやすい特徴があります。

本人や家族が甘えと勘違いしてしまう理由

甘えと勘違いしてしまう理由は、ODの原因である自律神経の働きは、私たちの眼からは見えない場所で起きているからです。

朝は声をかけても、揺さぶっても、カーテンを開けても起きない。

昼すぎになったら元気になって、スマホをさわって笑っている。

午後は動けるんだから、朝だって起きようと思えば起きられるはず

そう感じてしまうのは、親としてごく自然な感覚です。

実は、私自身もわが子が診断され、専門的な知識があるにもかかわらず、当初は気合を出せばもう少し動けるのではないかと考えてしまった時期がありました。

起きないと夜に根付きが悪くなりそうだし、筋力もおちそうだし、朝食も食べてほしいからつい何度も声をかけちゃうんですよね。

いろは

だから、どうか朝イライラしてしまう自分を責めないでくださいね

なぜ、親子で「サボり」だと勘違いしてしまうのか?

そこには、本人さえも気づいていない「心と体のズレ」があります。

子どもの本音

本当は遅刻にならないように登校したい。でも体が鉛のように重たくて、動けない。

勉強したいのに頭も働かないし、やる気も出ない。

何度言われても寝坊しちゃう自分は、もうダメなんじゃないかな。

このまま大人になれるのかな⋯⋯

親の視点

明日の朝こそは、と約束したのに。

昨日の夜はあんなに元気だったのは嘘だったの?

最近、全然起きないし、午前中ますます動けないじゃない。

私の育て方の何がいけなかったんだろう⋯⋯

このように、「動きたい心」と「動かない体」のギャップが、本人と親の両方を勘違いさせ、「これは甘えなんだ」という誤解の繰り返しに陥らせてしまいます

朝起きれないのは寝坊と区別がつきにくい

ODは、朝の血流の流れが不十分なため、脳に血流が足らないことで体が鉛のように重く感じて動くことができません

しかし、午後になって血流が巡るようになると、ようやく頭が回りだして、お昼や夕方から学校へ行けたり、友達と外で活動できるお子さんもいます。

この状態がやっと通常モードになれる時間です。

好きなゲームをしたり、元気に動けているのに、朝だけ動けない。

その様子をはたから見れば、どこも悪い様子にはみえないため、ただの寝坊と勘違いされる場合があります。

しかし、これは嘘でも演技でもなく、ODの症状そのものです。

ODには「午前中に最も症状が重く、午後から夜にかけて回復する」という日内変動があります。

いろは

これは血圧や心拍の調整能力が、時間とともに回復してくるからです。

学校を休むのに元気に動ける日がある不思議

自律神経の働きの乱れが起きてしまうODですが、朝動けなかったのに欠席を決めた後に元気に見えてしまう不思議にも理由があります。

ODの子どもを持つ親御さんや先生が感じるのは、この矛盾ではないでしょうか。

これも甘えではなく「登校しなければならない」というプレッシャーが自律神経をさらに乱すことから、体調が悪くなる背景があります。

放課後や休日になると心理的な重圧が解放されて、リラックスできるのでいつもより元気に動けるようになります。

自律神経はストレスや感情にも深く関わっているため、心理的に不安定になると体調にも出やすくなります。

逆に好きなことで動ける姿を見ると、

なんだ動けるじゃない

と感じてしまうこともあります。

それは大好きなことをするときは、一時的に血圧を上昇してくれるアドレナリンが出るためです。

このホルモンの助けのお陰で、普段よりも動くことができます。

これは根性でも、治ったからでもなく、あくまで一時的な効果です。

学校の先生に「甘えだ」「朝の気合いが足りない」と言われて傷ついた、という親御さんの話をよく聞きます。

もし理解してもらえなくて困っているときは、医師の診断書を持参して面談を求めることが有効です。

ODを学校やクラスメイトに説明するときのためのパンフレットが一般社団法人日本小児心身医学会より紹介されていたので、必要な方はご利用ください。

パンフレットのPDFダウンロードはこちら「起立性調節障害クラスメートに知ってほしいこと

起立性調節障害は自律神経の病気

起立性調節障害の症状を示す図解

ODは、自律神経の機能が低下することで、立ち上がったときに血圧や心拍の調整がうまくいかなくなる病気です。

ODの有病率は軽症例も含めて中学生の約10%と多くの子どもたちを苦しめている病気で、不登校の約3-4割にODが併存する

一般社団法人 日本小児心身医学会

診断・治療は必ず医療機関(小児科・内科)で行ってください。

※この記事は医療的な診断や治療を行うものではなく、親としての体験と看護師としての知識をもとにした情報提供です。

こんな症状が続いていたら、ODの可能性があります

以下は代表的な症状です。当てはまる数が多いほど、受診を検討してみてください。

  • 朝、なかなか起きられない・起き上がれない
  • 立ちくらみ・めまいがよく起こる
  • 頭痛が続いている(特に午前中)
  • 食欲がない・気分が悪くなることが多い
  • 午前中は体調が悪く、午後から夕方にかけてよくなる
  • 長時間立っていると気分が悪くなる
  • 疲れやすい・少し動くとすぐ疲れる
  • 眠りにくい・夜中に何度も目が覚める
  • 気分の波が激しく、ふさぎ込むことがある
  • 入浴後や食後に症状が出やすい

これらの症状は、本人が「なんとかしたい」と思っていても、身体がついてこない状態です。

意志の問題ではありません。

ODの診断は小児科、小児心療内科、小児神経科、思春期外来などで受けられます。

高校生の場合は、自律神経外来や循環器内科などでも可能です。

しかし、ODの診断には、標準的な問診だけではなく、新起立試験やシェロング試験といった特殊な検査、そしてそれらを正しく解釈できる専門的な知見が必要です

専門外のクリニックで「様子をみましょう」だけで終わってしまうリスクを避けることにつながります。

医師によって専門領域や経験値が異なるため、受診前に医療機関のホームページを確認してみましょう。

  • 起立性調節障害
  • 新起立試験
  • シェロングテスト

このようなキーワードが明記されているかチェックしてみることをおすすめします。

うつ病との違い

ODとうつ病は症状が似ているため、混同されることがあります。最も大きな違いは、ODには「午後から夜は比較的元気」という日内変動があることです。

一日中気力がわかないうつ病とは、この点で異なります。

ただし、ODを長く放置すると二次的にうつ状態になるケースもあります。早めに医療機関で適切な診断を受け、周囲の理解を得ることが早期回復への近道となります。

【看護師が解説】自律神経の仕組み

ODの理由である自律神経はどんな働きをしているか理解できず疑問に思っている親子のイラスト

自律神経が悪いのはわかるけど自律神経って何なのか?

いまいち理解しきれない方もいるかと思います。

なぜ根性でどうにかできないのか?

なるべくわかりやすく解説したいと思います。

自律神経ってどこでどんな働きをしているの?

私たちの神経は、脳から背骨を通って全身に伸びています。

神経には、意識して動かす神経(運動神経)と、無意識に働く神経(自律神経)があります。

神経動かす部分
運動神経骨格筋を動かす
(手や足を動かす・話すなど)
自律神経内蔵や血管などを調節
(無意識に自動で動く)

自律神経とは、脳から背骨を通って全身に伸びている、自動運転してくれる神経のことです。

心臓が勝手に動いて、消化が勝手に行われるのは、この自律神経のおかげです。

つまり自律神経は自動だから自分でコントロールが難しい神経です。

自動で動く「じりつしん家」にいる住人

自律神経の交感神経と副交感神経がバランスよく働いていることを、自律神経を家に例えて副交感神経と交感神経をキャラクターで表現したイメージ画像

自律神経は自動で動くと前述しました。

自律神経には2つの神経があるので、2人のキャラクターに見立てて説明しようと思います。

わかりやすく説明するために、「じりつしん家」という家に住む夫婦で考えてみましょう。

じりつしん家には、ドキドキくん(交感神経)ゆるゆるちゃん(副交感神経)の2人が住んでいます。

この二人は性格は真逆だけど、お互いの足りないところを補ってバランスよく生活しています。

ドキドキくん(交感神経)

昼間に電気をつけてバリバリ仕事をこなす係。

例えば、

  • 血圧を上げる
  • 呼吸を速く、浅くする
  • 汗をかきやすくする
  • 消化の働きを抑える
  • 身体を活動や緊張状態にする
活動担当だよ!
ゆるゆるちゃん(副交感神経)

夜には電気を消して布団を整えて、身体をゆっくり休ませてくれる係。

例えば、

  • 血圧を下げる
  • 呼吸をゆっくり、深くする
  • 涙や唾液の分泌を促す
  • 消化の働きを促進する
  • 体の回復・修復を進める
休息担当です

この2人がバランスよく協力することで、体の電気や水道、冷暖房───つまり、血液の循環・消化・体温など、身体の機能が健康に保たれています。

司令をサポートするホルモン課

脳からホルモン指令が届くことをキャラクターに手紙が届くたとえでイメージ

という「」から、各ホルモンという「役所の部署」に指示が届きます。

その指示が「じりつしん家」にちゃんと伝わることで、体の電気や水道の調整は行われています。

このお知らせがちゃんと届いていないと、家の中の電気や水道などもうまく働かなくなってしまいます。

ホルモンの働きの一例としてテストステロンやエストロゲンと自律神経の働きがうまくいかないと症状が出ることを図解でイメージ

思春期は、体と神経の成長のバランスが崩れやすくなります。

  • 男の子:声変わり、ヒゲが生えるなど
  • 女の子:体つきの変化・生理の始まり

各ホルモンを役所の部署として、じりつしん家との連携がうまくいかないと以下のような影響があります。

男性ホルモン課のテストステロンくん

連携が乱れて起きる症状

  • イライラ
  • 睡眠の質の低下
  • 動悸
  • 肩こり
  • 多汗
僕はドキドキくんのサポートをしています
女性ホルモン科のエストロゲンちゃん

連携が乱れて起きる症状

  • 便秘
  • 不眠
  • 冷え
  • めまい・耳鳴り
  • 気分が不安定になる
私はゆるゆるちゃんのサポートをしています

一方、食事・睡眠・運動などの生活バランスが整っていないと「じりつしん家」も役所の手続きを怠り、役所ともうまくいかなくなります(ホルモン調節)

不規則な生活で、ドキドキくんやゆるゆるちゃんのどちらか一方が頑張りすぎることになっても、同じようにバランスが崩れ、動悸や不眠・気分が不安定になるなどの症状が出てしまいます。

自律神経の乱れで朝が起きれない、頭痛が起きることをキャラクターを使ってイラストでイメージ

ODの子どもは体内時計が2〜5時間ズレている

さらに重要なのが、体内時計の問題です。

健康な人の体内時計は約25時間周期で、毎朝の光や食事によって24時間に調整されています。

OD診療の第一人者として知られる小児科医・医学博士でもある田中英高先生の書籍ではこう述べられています。

人間は1日25時間周期の体内時計を脳内にもっているようです。(中略)健康な人では、ありがたいことに身体が無意識にやってくれています。
ところが一方、起立性調節障害の子どもは1日27〜30時間の体内時計を持っているという報告があります。すなわち、毎日、自分の体内時計を数時間も時刻修正しないといけないことになります。

起立性調節障害の子どもの正しい理解と対応 田中英高 中央法規出版株式会社 2009 p91

ODの場合、毎日2〜5時間分を自力で修正しなければならない状態にあります。

大人の感覚でいえば、毎日時差5時間の海外旅行を繰り返しているようなものです。

それほどの負担が、子どもの身体にはかかっています。

朝はまだ休息状態にあるので、ドキドキくんの起動も遅い状態です。

つまり朝になっても「活動モード」にうまく切り替わらず、身体が動き出せない。だから起きられないのです。

「根性で起きろ」と言っても、物理的にそれが難しい状態にあるのです。

【思春期×ホルモン×OD】避けられない三重苦の時期

中学生になると、ホルモンバランスの変化も加わります。

自律神経の働きとホルモン分泌は密接につながっており、身体の成長が急速に進む思春期は、神経と身体の発達のバランスが崩れやすい時期です。

不登校のお子さんはさらに、不安やストレスによって慢性的に緊張状態が続き、生活リズムの乱れとも相乗効果を生みます。

ODだけでも大変なのに、思春期のホルモン変化と、不登校のストレスが重なる。これが「三重苦」の状態です。

起立性調節障害(OD)と不登校の深い関係

不登校と自律神経の関係を示した図解

ODと不登校の関係には、大きく3つのパターンがあります。

不登校先行型・OD先行型・混合型

不登校先行型

いじめや人間関係のストレスが先にあって、そのストレスによって自律神経が乱れてODが現れる。

OD先行型

身体の症状が先にあって、学校に行けなくなる。

混合型

どちらが先か判別しにくかったり、両方の要因が重なるパターン。ODの体質の要素があり学校のストレスなどで発症する場合など。心も体も複雑に絡みあうケースは多い。

どちらが先であっても、「甘え」「意志が弱い」という解釈は当てはまりません。身体と心のどちらかが助けを必要としているサインです。

どちらが先でも、責める方向は逆効果

「気合いを入れさせれば学校に行けるようになる」という考え方は、ODの場合は悪化のリスクがあります。

無理な登校を繰り返すことで、自律神経の回復がさらに遅れることがあるからです。

まず医療機関を受診して診断を受け、お子さんのペースに合わせた回復を一緒に考えていきましょう。

【親としてできること】看護師ママの体験から

起立性調節障害で親としてできることを看護師でもある不登校の子をもつママが起立性調節障害で悩む親子に説明しているイラストと図解

自律神経を改善するために、できる範囲ではじめていくことがストレスなく継続していけます。

まず検査ができる小児科・内科に受診する

ODかどうかの診断は、必ず医療機関で行ってください

新起立試験や血圧・脈拍の測定などで確認できます。

受診のタイミングの目安は、「朝の体調不良が1ヶ月以上続いている」「学校に行けない日が続いている」場合です。

こんな症状が続いていたら、ODの可能性がありますの症状チェック事項が当てはまるなら一度相談すると安心です。

かかりつけの小児科から始めてもいいですが、ODの検査は新起立試験やシェロング試験を正しく解釈できる専門的な知見が必要です。

受診前に医療機関のホームページを確認し、「起立性調節障害」「新起立試験」「シェロングテスト」というようなキーワードが明記されているかチェックしてみましょう。

【起こし方を変える】声掛けは叱らず2〜3回まで

田中英高先生の書籍ではこう述べられています。

・早寝早起きが困難な場合には、「今は7時だよ」と声をかける程度にします。声掛けは2〜3度までにとどめます。カーテンを開けて部屋を明るくしましょう。もし起きることができなくても、無理やり引き起こすことはよくありません。

・起床するまで10〜15分ごとに根気よく、叱らないで声掛けしてください。起き上がるまで根気よくすることです。(以下略)

起立性調節障害の子どもの正しい理解と対応 田中英高 中央法規出版株式会社 2009 p111

毎朝天使のように穏やかな声掛けを続けるのは、正直かなりしんどいです。わたし自身、繰り返せない日が何度もありました。

大きな音の目覚まし時計で無理やり起こしてみたこともありました。

でも近所迷惑な上に、子どもが朝からイライラMAXになって、その不機嫌がなかなか収まらないという結果になってしまいました。

多くの試みをする中で私にとって、子どもを起こす時間が朝の時間泥棒になっていると感じるようになりました。

「絶対起こさなければ」という考え方だと、心をすり減らしてしまうことに気が付きました。

そんな気分のままでは、親子の関係も悪くなってしまします。

子どもも親を困らせているのではなく、思うように動けなくて困っているのに

私は「無理はしない、できるときにできることをしていこう」と思ったことで、気持ちも柔らかくなりました。

気持ちが変わったことで、声掛けの沼で疲弊することは減っていきました。

【自律神経を整える生活改善】できることだけでいい

劇的な変化は難しいですが、少しずつ取り入れることで積み重ねになります。

全部やろうとする必要はありません。できることを試してみましょう。

  • 食事:夕食以降のカフェイン(コーラ・エナジードリンク・紅茶)を控える。トリプトファンを含む食材(バナナ・牛乳・鮭・ナッツ)を習慣的に取り入れる。
  • 入浴:寝る1〜2時間前にぬるめのお湯につかると入眠しやすくなります。夏はシャワーだけの日があってもOK。
  • 水分と塩分:ODの血圧低下対策として、起床後に水分と塩分を取ることが有効です。量は医師に確認してください。
  • 運動:体調に合わせて、最初は寝た状態でできる軽い筋力トレーニングなどで体を慣らしていきます。調子がいい日は散歩もおすすめです。
  • 光:朝の光を浴びることでズレた体内時計をリセットできます。外に出られない日でも、室内で光を浴びる工夫が助けになることがあります。

まとめ|「甘えじゃない」から「甘えていい」へ

ODで朝起きられないのは、意志や気合いの問題ではありません

自律神経という身体の仕組みが、思春期の特性や不登校のストレスによってうまく機能していない状態です。

「甘えじゃない」と分かっただけで、子どもへの接し方がすこし変わることがあります。

責める気持ちが、見守る気持ちに変わるきっかけになれば嬉しいです。

そして、ODで苦しんでいる子どもは、毎日2〜5時間分の体内時計のズレと闘いながら、それでも起き上がろうとしています。

そのことを、忘れないでいてあげてほしいと思っています。

この記事のまとめ
  • 朝起きられないのは自律神経の問題であり、甘えや根性論では語れない。
  • 「午後は元気」はODの日内変動の特性であり、嘘や演技ではない。
  • ODには不登校先行型・OD先行型・混合型があり、どちらが先でも責める方向は逆効果。
  • まず検査ができる小児科・内科で診断を受けることが最初の一歩。
  • 生活改善はできることから試してみる。

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いろは
看護師 × 特別支援員 × 不登校ママ:親子の「心」と「学び」に寄り添う発信者
看護師・特別支援員として医療や福祉、教育の現場に携わってきた知識と、不登校という状況に向き合ってきた子どもを支える親としての実体験をもとに情報発信しています。

「心の安定」と「将来の自律」を両立させるため、親子のメンタルケアの視点から、子どもに合う複数の学習支援サービスを比較・検証してきました。

きれいごとだけでは解決できない不登校の悩みに寄り添い、お子さんとご家族が、今日より少しだけ安心して眠れる選択肢を一緒に考えるための記事づくりを心がけています。

※本記事は個人の体験に基づく情報提供を目的としており、医療・教育的助言を意図するものではありません。お子さんの状況に応じて、専門家へのご相談をおすすめします。
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